あらすじ
高校時代、サッカー部に所属していた“わたし”は、図書室の前で出会った美しい司書の先生に、密かに心を奪われる。
2011年3月11日。東日本大震災が“わたし”の故郷を襲い、“わたし”は学校での宿泊を余儀なくされる。
災害の日、毛布を差し出してくれた先生の優しさは、制服姿のまま交わした最後の会話となった。
想いを伝えぬまま卒業し、先生の結婚を知って初恋は終わる。
だが4年後、偶然の再会が訪れる。大きなお腹で笑う先生の姿に、ようやく「おめでとうございます」の言葉を届け、心に終止符を打つ。
初恋の記憶を胸に、大人になった“わたし”の物語。