あらすじ
塔に幽閉された『虫めづる姫君』リンネ。
彼女の興味は、生者の社交界ではなく、死体が語る声なき真実のみ。
そんな彼女の元を訪れたのは、王立騎士団の美貌の隊長アレクシス。
彼が持ち込んだ【神託】で「事故死」とされた事件を、リンネは前世の《法医昆虫学》の知識で、現場の虫や土からあっさりと覆す。
その異端の才能に国の未来を見出したアレクシスは、彼女を自らの「切り札」として王都に迎え入れる。
人よりも虫と屍を愛する変人姫と、彼女に振り回される完璧騎士。
偽りの【神託】に、科学と論理で挑む二人の契約が、王国を揺るがしたり、揺るがさなかったり。
本格科学ミステリー × 異世界ファンタジー、始まります。