あらすじ

真名瀬咲耶(まなせさくや)は、月読(つくよみ)中学校に転校してきたばかりの中学3年生。部活を探して校内を歩き回っていたとき、耳に飛び込んできたのは「幽霊部」という、なんだか怪しげな部活のうわさだった。 興味をおさえきれず、学校中を探し回った咲耶がたどり着いたのは、警察の取調室みたいな小さな部室。そこにいたのは、ホラーゲーム製作者である朝霧玲央(あさぎりれお)と、“月読中の王子”と呼ばれる雪代シズナ(ゆきしろしずな)という二人の同級生だった。 咲耶はすぐに入部を決意するが、そこで知った衝撃の事実──幽霊部とは「活動したくない幽霊部員のための部活」だったのだ。もちろん、本物の幽霊なんて出ないし、活動もゼロ。思っていたのと全然ちがったけれど、二人の個性的な部員と過ごす時間は、なんだか心地いい。 やがて咲耶は、本当の入部理由を打ち明ける。それは、ネット上にある「月読中七不思議まとめ」というサイトを完成させること。そこには今のところ、たった一つだけ──「七不思議を完成させたら道が開かれる」という謎めいた見出しだけが載っていた。 「面白そう」とシズナは即答。対して玲央は「こんなサイトありえない」と文句だらけ。けれど、咲耶の説得によって、しぶしぶ協力を承知してくれた。こうして、“月読中の七不思議”作りが幕を開けた。 けれど、七不思議を作るのは簡単じゃない。シナリオを考えるのも、トリックを仕込むのも一苦労。それに、なぜか毎回トラブルだらけ。トリックに必要な道具を用意し忘れたり、なぜか夏休みの宿題を一週間で終わらせないといけなくなったり……!? 果たして三人は、無事に七不思議を完成させられるのか? そして、「月読中七不思議まとめ」サイトの正体とは一体──? 七不思議を巡る青春の物語が、いま始まる。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2025/08/08
  • 現在の作品七不思議は青春の味〜幽霊部の七不思議制作日記〜