あらすじ

平家みのりはこれまでの27年間、とにかく無事に毎日を生きることを目標にしてきた。背伸びせず、堅実に、できることをやって、無難に社会を生き抜く。最近はそれができるようになり、安定した日々を送っていたある日のこと。  みのりは職場の近くにある百貨店で開催されていた、自分へのご褒美展に足を運ぶ。そこで素敵な雑貨を購入し、満足したところで帰ろうとしたのだが、エスカレーターの列にうまく入れないでいた。  そんなみのりに、一人の女性が声をかけてくる。彼女の名前は遠藤朋華といい、見ず知らずの人に遠慮しすぎなみのりのことを見てられなかったそう。  朋華に無理やり連れられる形で食事をすることになり、そこで二人は改めて自己紹介をする。みのりは朋華の押しの強さに圧倒されながらも、こんなふうに生きられたら少しは自分の人生も変わるのかと、そんなことを思った。  それに対して朋華は、みのりの生き方はもったいないと言い放つ。もっと好きなことをして人生を楽しむべきだと、みのりに様々なことを挑戦させるようになった。  かわいい服を買ったり、髪を切ったり、マッチングアプリを使って出会いを求めたりして、みのりの日常は少しずつ変わっていった。人生初の恋人ができそうになり、みのりは朋華に出会えてよかったと感謝するようになる。  しかし、朋華は突然みのりの前から姿を消してしまう。ややあって戻ってきた朋華は、みのりに大切な人がいつでもそばにいるとは限らないんだと力説した。  それでも、朋華はみのりのことをしっかり認めていて、みのりのような生き方も間違っていないと思うようになっていた。改めて友情を誓い合った二人は、それぞれの歩む道を進むことになる。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆  凸凹コンビが織りなす、人生の在り方を考えさせられるヒューマンドラマです。  自分の人生はもったいないのかも? そんなふうに思ってしまうときは、今作の朋華のように、我が道を歩む少し癖が強い人と接してみるといいかもしれません。

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エブリスタ
エブリスタ2025/08/08
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