あらすじ
世界中にダンジョンが現れてから25年、様々な能力に目覚めた「覚醒者」たちは、各地のダンジョンを攻略していた。
そんな彼らの間に、とあるうわさが流れていた。
「桜ダンジョンには、『精霊』がいる。」
ダンジョン内で迷子になった人を無言で出口まで案内したり、モンスターに殺されそうになった人を救出したり……。お礼を言おうにもすぐに姿を消してしまうその存在は、いつしか『精霊』と呼ばれるようになった。
半ば都市伝説のような形でその存在が噂される『精霊』。しかし、当の本人は……。
「──っくち。」
「また?大丈夫?」
「大丈夫。多分誰かが噂してるだけだと思うから。」
「それよりお兄ちゃん、配信しようよ!」
「いいねそれ!私とコラボって形でどう!」
「やだよ。せっかく仕事が終わったところなのに。」
「そう言わずにさ ──」
そんな世間の評価も気にせず、日常を謳歌していた。
これは、ダンジョンの神秘に囚われた少年の日常を描いた物語だ。
※この作品は、「ダンジョン暮らしの『精霊』は、今日も無自覚に無双する」の後日譚です。先にそちらを読んでから読んでください。
また、この作品は不定期投稿です。ネタが思いついたら書く形になるので、ご了承ください。