あらすじ
神殿から王宮へ──
「慰安任務」という名目で送られた聖女マーシアには、ひとつだけ、誰にも言えない悩みがあった。
それは、彼の手に、触れられないこと。
騎士であり守護者であるオスカーは、
彼女を“命令で近づいた存在”として遠ざけ、
彼女自身もまた、彼の手が触れるたびに“神の器”としての自分を思い出してしまう。
そんなすれ違いに──ついに神が、業を煮やした。
「わらわが恋を進めてやる!」
ズレた女神が、無理やり恋を動かそうと“作戦”を開始する!
命じてみたり、夢をつないだり、後押しさせたり、ついには祈らせてみたり──
世界が揺れても、恋が進まないふたりの物語。
これは、「愛してます」では終わらない、“帰ってきます”から始まる恋バナ。
笑ってる場合じゃないけど、ちょっとだけ笑える──
そんな、神と少女と騎士の、ぎこちない恋のお話。