あらすじ

異世界なんてあるわけがないと思ってた。そんなのファンタジーにすぎないって。 『異世界? なにそれおいしいの? 異世界だのなんだの、そんな現実離れした架空の話なんて知らんがな』 そう小馬鹿にしていた世界へどうやら転移させられたっぽい。多種多様なコスプレをした連中に囲まれて物々しい雰囲気。 早々に前言撤回するわ。異世界はある、おそらくきっと。だってここ多分、異世界だわ──。 「名はなんという」 「人に名前を尋ねる時、まず自分から名乗れって教わってません?」 私の終わりかけてた人生が、新たに始まる──。 「正室とは正妃になるということだな」 「せいひ……?」 「正妻のことだ」 「?」 「妻と言えば分かるか?」 「誰の」 「俺の」 「え?」 「ん?」 「妻?」 「ああ。側妃ではなく正妃だ」 ・・・なんてこったい。 かくかくしかじかで絶対的な君主として存在する皇帝 ガノルド・ラフマトスホユールの正妃になることになった佐々木美織ことレディア・ウィンテルシア。 「皇帝なんでしょ!? 一番偉いんだよね!? なんとかなるでしょ、紙切れ1枚くらい……ね? ガ ノ ル ド 様♡」 「どうした、目が痛むのか?」 「ウインクだよ!!」

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カクヨム
カクヨム2025/06/09
  • 現在の作品異世界転移させられた特異体質の不良少女は、転移先を牛耳る皇帝になぜかお気に召される。