あらすじ
死ぬつもりだった。けれど失敗した。
浴室で息を止め損ねた俺の前に現れたのは、翼を持つ銀髪の女性ツィアラ。
彼女は異世界にあるオーティフィア帝国の尖兵で、この世界を侵略しに来たという。
「生きたいわけじゃない。でも死にきれなかった。そういう命を、私に貸してくれない?」
成り行きで現地協力者になった俺と、侵略者の同居生活が始まった。
コンビニ弁当を食べながら都市構造を調べ、冗談を交わしながら日常と非日常が混ざった日々を送る。
やがて訪れるのは、当たり前に続くと思っていた、これまでの世界の終わり。
裏切り者として名を刻む覚悟と引き換えに手にしたのは──死ぬよりマシな日々だった。