あらすじ

大学生の埜中サリは、一つ年上の大学生の譲とつき合っている。 しかし、二人の間には、目に見えないすれ違いが堆積し続けていた。 そんな中、サリはアルバイト先の後輩である赤い髪の青年、在原光漣との距離を、戸惑いながらも縮めていく。 「彼氏持ちなんて、面倒だから、絶対に手を出さないって思ってた」 「う……実は、今、光漣とはちょっと……ケンカ中で」 「そんな知り合いがいるなんて知らなかったな」 「そんな、おとなしいばっかりの男とつき合ってるっていうのが。つまんなくねえの?」 「サリ、……したい?」 「まずいよ、それは。酔った勢いで悪いことしちゃだめじゃん」 今、すごく、譲くんに会いたい。 「私と別れようとしてる?」 「慰謝料が欲しい」 「恋愛じゃなかったから、必要なものがすれ違ってただけだろ」 まだ私を組み敷くには早いと思っているらしい。 その衝動も、意思も、全部がいとおしいと思う。 ――ある街角の、恋の岐路の物語。

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エブリスタ
エブリスタ2022/09/03
  • 現在の作品さざ波は深くかみなりのように