あらすじ
高校に入ってはじめての夏休み。
花火大会へと向かう主人公は「浴衣を着る」という友達との約束を守ることができなかった。
着たくなかったわけではない。浴衣を着て着飾った自分に違和感を覚えてしまったのだ。
「可愛い女の子」に憧れながらも、素直になれない。
目立つことがこわくなった中学時代。空気を読むこと、自分の立ち位置を間違えないことにばかり気をつけているうち、ついたあだ名は「オカン」だった。
高校でも「オカン」と呼ばれることを受け入れていたのに、一人だけ名前で呼ぶ男の子がいて――?
変わることを願いながらもなかなか変われない臆病な女の子と、そんな女の子を見ていてくれた男の子との夏のおはなし。