あらすじ
森岡紀彦はそこそこモテる帰宅部だ。
社交的と持ち前の目立ちたがり屋で興味を持ってもらえて何人かと付き合ったことがあるが、どれも一週間もたなかった。
俺ってやっぱり魅力がないんじゃないだろうか。
そんな悩みを抱え窓を眺めてため息をつく紀彦に、明るい声がかかった。
「私の用事につきあってーや」
どこにでもいそうな彼女。
だけど実は滅多にお目にかかれない感性をもっていた。
底抜けに明るい笑顔に絆されて、今日も紀彦は大上(おおかみ)宵(よい)についていく。
今日はどんな資料のために何をやらされるやら、と恐怖と期待を胸に抱きながら。