あらすじ
十月のある日、高校三年生の小西は、ブラックハウスと呼ばれる廃墟の撮影に向かっていた。
その廃墟は家の持ち主の娘の霊が出るとして、心霊探索の名所になっていた。
廃墟に訪れた僕が建物を散策していると、天井から吊り下がるロープに手をかける女と出会う。
慌てて彼女の自殺を止める小西だが、彼女は何食わぬ顔で手にしたナイフでロープを切断する。
彼女は大学院生で、名前を東藤といい、この建物には休息のために訪れていると話す。
ミステリアスな彼女に興味を持った小西が彼女と話をしていると、次第に天気が悪くなり、雨が降り出す。
そして突然、彼女の携帯電話が鳴る。電話に出た彼女は、会話の中で「タイヒソウ」という、聞き慣れない言葉を口にする。
電話を終えた彼女は、小西を駅まで車で送ると言ってくれる。
「タイヒソウ」という単語に引っ掛かりながらも、小西は彼女の運転する車に揺られ、家路に就く。
一週間後、小西は再びブラックハウスに足を運ぶ。
廃墟の中をカメラで撮影していると、見知らぬ男女二人組が廃墟内にやってくる。