あらすじ
僕には運命の赤い糸が見える。
その糸は風に揺られて遥か遠くへと伸びていた。
ある時、彼女はキラキラと目を輝かせて言った。
「ねぇ!〝運命の赤い糸〟って知ってる?」
「結婚して一生のパートナーになる人とはね、出会う前からその〝運命の赤い糸〟で結ばれているんだって。」
嬉しそうに話す彼女の小指にも自分と同じように赤い糸が結ばれている。
そして、これも同じように遥か遠くまで伸びていた。
夕暮れ時のベンチに座って話をしている時、彼女は言った。
「もし大きくなって、私がまだ運命の人を見つけてなかったらさ、その時は君がその運命の人になってよ。」
「僕は___。」