あらすじ
☆〈エブリスタ×ナツイチ小説大賞2022〉恋愛短編部門 最終候補☆
(受賞ならず!!!)
■あらすじ■
中学校の卒業アルバム、最後の見開き白紙ページ。
当時人気者だった主人公・仲西トウコにはたくさんの寄せ書きが書かれていた。好意的なメッセージばかりの中、ひと際目を引いたのは一つの落書き。
書いたのは対して親しくもなかった男子・宮岡ユウだった。
「Lost Angle(笑) 宮岡」
――ロスト・アングル。
その意味が分からず、ただ単に不快だと感じていたトウコだったが、高校に進学してから徐々に、それに意味があったのではないかと感じ始める。
中学時代は意味もなく持て囃されていたが、高校に入り自分は凡人になってしまった。トウコはそんな疎外感を覚えていた。
中学時代は自分自身を見失って調子に乗っていた。
もしかしたら宮岡ユウは当時からそれに気付き、あれを書いたのではないか。画角を、視野を失っている、ロストアングルと。
そんなことを考えていた高校二年の夏、
トウコは偶然、宮岡ユウと再会する。