あらすじ
―――もし、大好きな人とよく似た人に出会ったら。
五年前に恋人を亡くした主人公、名波伊吹。
恋人、法月眞白と伊吹は幼少期からの幼馴染だった。
眞白との思い出から逃げるように実家を出て、半ばヤケになったように一人暮らしをしていた伊吹は、道端で眞白の姿を見つける。
信じられない思いでその姿を追い、名前を呼んだ。彼は自分を指差して言う。
「俺のこと、知ってるの?」
大好きだった彼とそっくりな彼とを重ねては、伊吹は苦しく、苦々しく、藻掻いて足掻く。
二人の間で揺れながら、伊吹が知る本当のこととは?