あらすじ
高校二年の夏、両親の離婚で地方に引っ越すことになった少女・神原しおん。
転校先で用意されたのは、山奥にある古びた神社の管理人宅。
しかしその神社には、かつて人々に信仰されていた“元・神様”たちが暮らしていた。
うさぎの姿をした交通安全の神、酒浸りの厄除け神、スマホ依存症の恋愛成就神…。
「忘れられた」彼らは今、信仰を失った“自分自身”を見つめ直すリハビリ施設に暮らしている。
自分の価値がわからない少女と、自分を見失った神々。
「人に祈られることより、大事なことがあるんじゃないかって思うの」
この出会いは、忘れられたものたちがもう一度「誰かに信じられる」物語。
――これは、神様と、私の、再生の話。