あらすじ
中学二年になってから自分の視力が悪いことで黒板が見えなくなってきてしまった里奈《りな》は、眼鏡で一日を過ごすことが増えていた。
幼いころからつけ慣れているわけではないので常に顔に違和感を感じていたのだが、一年も経てば人は慣れてくるというもの。
それでも寒暖差で曇ったり、湯気で曇ったりすると気付くものなのだが、最近の曇り止めというものは優秀だ。
そのせいで眼鏡をつけたままなのを忘れた里奈は、忘れ物に気づき一度家まで帰ったのだが、また来た道を戻る羽目となった。
そして学校に着いた里奈は、自分の席に誰かが座っていることを目撃してしまい――