あらすじ
縄文イズムを持つ男子高校生、日下部長彦(くさかべ ながひこ)は、校舎裏で直火炊飯をして反省文を提出する羽目に。しかし彼の反省文は、学校の常識を根本から問い直す社会批評となり、なぜか担任教師の生駒郁子の興味を引いてしまう。
そんな長彦が連れて行かれたのは、校内にひっそりと佇む謎の茶室。そこで出会ったのは、茶道の名家の娘にして学園の女神と呼ばれる絶対的カリスマ女子、杵築ヶ玉(きずきがたま)みもろ。
似て非なる『和の哲学』を持つ文化系女子と縄文系男子が、茶室という最も静謐な舞台でまさかの激突――。
交わるはずのなかった思想が火花を散らし、やがて二人の出会いは、表面上処理が難しい不平や対立の火を水面下で鎮める学校非公式の生徒組織『茶和会』の設立へと繋がっていく。
※本作には多様な価値観歴史観が登場し対立や揶揄する場面も含まれますが、すべてキャラクターの視点に基づくものであり、特定の思想や国家歴史団体個人を否定する意図は一切ございません。予めご了承ください。