あらすじ

あっ、ぜんそくの発作が来る。  まどろみから覚めた視線が絵に描いたような汚部屋を捉えた。  ああ……そうか、ここは去年、亡くなったおじさんの家。  とにかく薬。  薬が入ったバッグに手を伸ばそうとしたら、ふわふわしたもので額をぺしっと叩かれた。 「園子!ほれ、シクレソニドを吸引するのじゃ!」  声がしたほうを見ると、桃色の毛並みのタヌキ。  ただし、縫いぐるみ。  あ……、これはあれだ。  子どものころ、大事にしていた縫いぐるみ。 「ポン太……」  うら寂しい風情のへたり具合。  ゴミ?って判断されて真っ先に処分されるレベル。 ……これが、私(町田園子 職業・心理カウンセラー)とポン太の再会だった……。 【表紙絵はmoka様。無断転載はご遠慮ください。】

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エブリスタ
エブリスタ2024/06/18
  • 現在の作品【もも色ポン太と心理カウンセラー町田園子の奇妙な毎日】-短編連載/コメディファンタジー