あらすじ

骨董商を営む弥吉は、あちこちをめぐっては珍しい品を仕入れては、その道の酔狂な道楽に売りさばいている。 今日も弥吉の大の得意先、さる藩の家老の家で品物を広げては、家老の気を引こうと熱弁をふるっていた。 この家老は、若い時は切れ者で通っていたようだが、最近は年のせいかいくらか判断能力が劣ってきたのかもしれない。弥吉が持ち込んだ『珍品』をいい値で買い込むこともしばしば。 概してこのような好事家は、一般の人は見向きもしない物、特に『掘り出し物』という言葉に興味を惹かれるようだ。 さて、今日は弥吉からどんな品を買わされるのか。 このところ商売がうまくいったこともあり、弥吉は何年かぶりに家に帰る。そこで女房と商売の品をめぐるやり取りが起こる。 弥吉が買い集めた商売の品は、濡れ手で粟の儲けにつながるか、はたまた? なんだか、古道具屋の甚兵衛の『火焔太鼓』のように大儲けできるか。 柳の下に二匹目のどじょうはいるのか。 火の見櫓の半鐘でも仕入れて、「おじゃん」にならなければよいが。

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エブリスタ2024/09/29
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