あらすじ
現代日本で脚本家志望だった橘 彩芽(たちばな あやめ)は、交通事故で命を落とし、異世界の没落貴族の令嬢として転生する。しかしこの世界では「物語のタグ」が現実を形作る。彼女に備わった希少スキルは――“編纂(エディット)”。それは「ある場面(シーン)」の“台詞や場面設定”に小さく手を入れると、その世界の因果が部分的に変化するという能力だった。
最弱と呼ばれる家に生まれた彩芽は、家族の危機・王都の陰謀・そして「消えた英雄(=真相不明の伝説)」の謎に挑むうち、編集でしか解けない事件や恋愛の糸を解きほぐしていく。だが台本の改変は代償を伴い、些細な変更が別の悲劇を生むリスクも。彼女は「誰を守るか」を、自分の手で書き続ける――。