あらすじ
優しく穏和な訳アリ主人(本業は私立探偵)×健気で一途な美貌の性奴隷(元刑事)です。
*二十世紀初頭の、イギリスのお話です。
ロンドンで刑事をしていた青年、エドワード・ウィルクス(受)は肺を病み、仕事で知り合った年上の私立探偵、シドニー・C・ハイド(攻)の別荘で療養中だ。
――いや、というよりは、「飼われて軟禁生活中」である。
ウィルクスは合意のもと、ハイドの性奴隷なのだ。
一九〇六年十月九日、この別荘をハイドが訪ねてきた。
クリスマスまで会えないと思い込んでいたウィルクスは、酷く感激する。
しばらく甘いひと時を過ごせるのではないかと期待するウィルクスだったが、しかし、別荘を訪れたハイドには、どうやらとある事情があるらしかった。
ハイドの亡父、亡父の愛人、亡父が愛人に産ませた娘――メアリという名の異母妹。そして、異母兄たち。異母妹を軸にハイド家を取り巻く人々の思惑が絡み合う中、ハイドとウィルクスもその奔流に巻き込まれていく。
果たしてご主人様とその性奴隷は、愛と平穏な飼育生活を護れるのだろうか?
* * * * * *
主人と性奴隷のお話ですが、非道なことはしません。痛切で甘いひと時を描きます。
この作品にキャッチコピーをつけるなら、
「訳ありスパダリご主人様×健気で一途な美貌の性奴隷が愛を護るために苦闘する、不穏で甘い英国BL」です。
※性描写がある回には、タイトルに◆を付与いたします。
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参考文献
『スコットランド・ヤード物語』内藤弘・著、晶文社
『鍵穴から覗いたロンドン』スティーブ・ジョーンズ・著、友成純一・訳、筑摩書房
『ヴィクトリア朝が教えてくれる英国の魅力――イギリスを知る10のキーワード』イギリスを知る会・監修、君塚直隆・他著、ダイヤモンド社