あらすじ
南波の恋人、孝貴。彼は南波の双子の兄、肇の恋人だった人だ。
十年も前に肇は亡くなったけれど、それでも南波は時折思ってしまう。
もしも肇が生きていたら?と。
だが、南波にとっても肇は大切な人だ。だから……肇のことはなかったことになどできない。
ふたりにとって根幹をなす存在である肇。
彼のことを「ふたりで覚えていよう」と決め、一年が経つ。
今日は肇の命日。雪に閉ざされた村へ肇の墓参りに出かけた南波が目にしたのは、墓前に活けられた造花だった。
それを見て南波は思う。
「自分のようだ」と。
その南波に孝貴は。
表紙はかんたん表紙メーカーさまにて。
ありがとうございます!
使用写真:http://somephoto.net/item.php?i=8a53a27b16e175a97bf1ef51f6653167