あらすじ
お米が炊ける匂い。
から揚げが油から上がる音。
お客さんが嬉しそうに注文する声。
このお弁当屋さんには、ウチの大好きなものが詰まってる。
それなのに──、
「いらっしゃいませ、ご注文お伺いします」
「ああ、この店を貰おうか」
「……は?」
その男は、たった一言でウチの平穏を奪ってきたのだった。
***
和金結《なぎかねゆい》は祖父母の弁当屋を手伝いながら、『劇団七星座《ななほしざ》』の看板役者として日々研鑽を積んでいた。
忙しくも楽しく平穏な毎日。
しかしある日、店に訪れた男に店をよこせと告げられる。しかもその男は、地域一帯を取り仕切る極道者『馥神《ふくがみ》組』の若頭で──。
近付いたり離れたり、一進一退する。
37歳ヤクザの若頭×25歳お弁当屋兼役者の
歳の差犬猿BL小説。
※受けが関西側の方言を使いますが、正確でない場合があります。ご了承ください。
※レーティングマーク設定は暴力要素が含まれる想定の為です。