あらすじ
かつて天才と称えられた画家・鴻上恭介は、30代を迎えスランプに陥っていた。描きたい衝動を失った彼の元に深純稀世という少年が現れ、弟子にしてくれと言い出す。
彼は恭介の元恋人である女性、初美灯子の甥だった。
絵画への情熱を取り戻したいと願う恭介と、恭介の赤い絵に心を奪われた稀世。二人は奇妙な師弟関係を築きながらも、互いに影響を与え合っていた。
一方で過去に囚われたままの灯子が再び恭介に接触し、その行動は穏やかなアトリエを不穏な舞台へと変貌させるのだった。
赤が象徴するものは情熱か、それとも狂気か。