あらすじ
茹だる夏。俺はヤケになっていた。
過去を理由に全てに言い訳をして、
上手く生きたもの勝ちじゃん。とか言って。
むやみやたらに女を抱いて、
自分を普通にしようとしてきた。
なれるわけがないことなんてわかっていた。
ろくな死に方しないとか、
ここはどうせ生きながらに地獄じゃん。
幸せの後に不幸がついて回るなら、
俺はずっと不幸で構わない。
辛いと安心する。
「君は幸せになっていいんだよ。」
もらった言葉で思い出した。
あの人もそんなこと言い残して死んでいった。
傷を舐め合う俺らの、
どうしようもない話。