あらすじ
「すごく好き、は、愛してると同じ?」
「同じじゃないかもしれないけど、今おれが感じている気持ちはほとんど同じかな」
「愛ってなんなのかな? 俺に惚れた人によく言われるけど、なんだかよくわからない」
世界一周旅行中の江野海里は、南アフリカで金を盗まれ、カジノに行けばなんとかなると聞く。
彼はそこで、劉志遠に出会う。天真爛漫さと愛嬌を持ちながら、御曹司のように堂々とした端正な顔立ちの、頬の傷と秘密を持つ、よく食べる年下の男。
カジノにはびこる中華系マフィアに騙されそうになった海里を志遠が助けたことをきっかけに、ふたりは体の関係に溺れていく。
やがて海里は志遠に深く惹かれてゆき、彼の過去と秘密を知るのだが、それはどうしようもなくふたりを隔てるものだった。実現するはずのない未来を夢見る中、海里のビザなしでの滞在期限が迫り──
「俺は嘘つきだけど。他の誰かを信じるよりは、俺を信じた方がいいよ、海里」
※リバ、ビターエンドです。