あらすじ

ほんの一時だけ女子大生ベストセラー作家と呼ばれ、世間の注目を浴びた柊美知花(ひいらぎ みちか)。 だがその後、彼女の新作が出版されることはなく、28歳となった今は、もはや小説家などとは名乗れない日々を過ごしていた。 それでも美知花は書き続ける。今も心の中にいる大切な人との約束を果たすため… ―― いつか美知花の手で、この救いようがない話を小説にしてよ。 そう告げた風間晴城(かざま はるき)は、高校を卒業すると同時に美知花の前から姿を消した。 かつて晴城を襲ったある事件が、彼を底なしの闇へと引きずりこむ。 晴城は、美知花をその闇にとらわれる人生の道連れにすることを恐れていた。 10年の月日が流れ、美知花は駅で偶然、晴城と再会する。 あの頃と変わっていないようでいて、確実に晴城の何かが変わっていた。 いるはずもない東京でホストとなっていた晴城。 そして再会を喜んでみせる一方、頑なに美知花を遠ざけようとする。あの頃よりも強く… 晴城を更なる闇へと誘うその悲劇を知った美知花は、ますます晴城への愛しさを募らせる。 想いを告げることさえ許されなかったあの頃と同じ道をたどるわけにはいかない。 美知花は大きな賭けに出た。 「私を晴城の彼女にして。期間限定でいいから。」 ―― 人を愛する気持ちも信じる気持ちも全て捨ててきた。 ―― こんな壊れた男と一緒にいちゃいけない。 ―― 最後の最後まであがいてでも、諦めてはいけない恋だと心が叫んでる。 ―― この苦しみと引き換えにしても、あなたと過ごす時間が欲しかった。 終わりが約束されている恋。 さあ、凛々しく恋をしよう。

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エブリスタ
エブリスタ2025/08/07
  • 現在の作品最後の嘘