あらすじ
神は死んだ。
巨大な骸は灰と化し、大地を覆い、すべてを呑み込むほどに世界を覆った。
生き残ったのは、灰を喰らう者たち。
解体人と呼ばれ、神の遺骸を掘り返し、生を繋いだ者たち。
その一人の男は、
火を燈す謎の女を伴い、記憶と残響の深奥へ——。
男は「火を燈す女」をともに、神の心臓が眠る跡地から還ってきた。
かつて解体人として神の骨を掘り、灰を喰らい、生き延びた日々。両手に感じた「心臓」の重みが、焔の導きとともに消え去る。
「ーーーーーー」
忘れたはずの問いが、胸を刺す。
体の奥で、静かに息づく「何か」が脈を打つ。それは、滅びの残響か、再生の鼓動か。
灰の大地を旅する男と女は、選ばれた記憶と再会する。失われた真実を求め、選ばれた記憶と再会し、失われた真実を求めて歩む——。
残響の成れ果てに、再生の火は灯るのか。
その焔が導くのは、過去か、真実か。それとも運命の断片か。
これは滅びの物語か、それとも再生の序章か。
絶えぬ疑問にいえることはただ一つ。
———「死んだ世界が、もう一度、脈を打とうとしている。」———
※カクヨム、ネオページ、にて同名義で連載中