あらすじ
西暦20XX年——AIが教育を支配し、紙の本が「時代遅れの遺物」として廃棄される世界。
成績最下位の落ちこぼれ・春野ハルは、クラスで唯一AIと対話できない「欠陥品」扱いされていた。そんなある日、旧校舎の地下で謎の扉を発見する。扉の先にあったのは、この世に存在しないはずの膨大な本で埋め尽くされた空間——『未来図書館0号室』だった。
不思議なことに、文字を習ったことがないハルには、なぜか本が読めた。しかも、手に取った青い本には明日起きる出来事が克明に記されていて……。
「君を待っていた」
図書館の声に導かれ、ハルは禁断の力を手にする。未来を読む力、そして運命を書き換える力を。
転校生の夏川ユイと共に0号室の秘密を守りながら、ハルは「読者」として成長していく。だが、力には必ず代償があった。誰かの幸福は誰かの不幸となり、過去を変えれば現在が歪む。そして、読者の力を狙う者たちが次々と現れる。