あらすじ
魔王討伐から三〇〇年。勇者一行の一人であり、伝説の魔女と呼ばれるようになったジャンヌ。
死期が近づく彼女の前には自ら氷漬けにした魔王がいた。
どうせ死ぬならその前に封印を再度強化してから逝こうと思ったのだ。
世界を守り、仲間もでき、弟子もできた人生だったが。
「……そういえば、ついぞ女扱いされなかったな」
恋というものを知らぬまま終わるのか。
そんなことを思いながら彼女の意識は途絶えた―――はずだった。
「まさか自分の命までかけて俺を封印しようなどナンセンスだぞジャンヌ。目覚めたら妻が死んでいるなんて最悪すぎる。結果として生きているから最高の目覚めとなったが。運命だな」
「待て誰が妻だ! 一体何がどうしてこうなっている?」
勇者や弟子、果ては世界を巻き込んでの魔王と魔女(幼女)による恋愛喜劇のはじまりはじまり。