あらすじ
【8月限定企画・戦争を考える に寄せて】
グループ
https://estar.jp/user_groups/9190
【作品集】戦争を考える
https://estar.jp/novels/25857456
戦争が無残に人を変える。
未来に希望をつないだのは、ただひたすらに生き抜く力だった。
<これは私の祖父、祖母の戦時中の話です>
陸軍将校の勇と、女性従軍タイピストのトヨ(どちらも仮名です)
二人は満州で出会い、結婚する。
満州とロシア国境近くの駐屯地の生活は、それなりに平和だった。
しかししだいに戦況は悪化してゆく。
勇は部隊の仲間を半数亡くす。そして来たるべき本土決戦のために、日本へ帰国する。
別行動のトヨは乳飲み子を抱えながら、命がけの逃避行をした。
しかし運悪く、満州引き揚げ船の最後の船に乗船出来なかった。
日本人女性三人と乳飲み子一人で途方にくれていると、漁船で日本まで送ってくれるという、中国人の漁師があらわれた。
海には米軍の潜水艦がいて、見つけた船を爆破するという。
それでも赤子を含む五人は一隻の中国漁船に乗り、日本に向けて出発した。
ばーちゃん、漁船にて海を渡る。
ロシア兵も日本兵も中国人も、みんな人間だった。
戦争が無残に人を変えていく。
それでも人は殺し合うことも、助け合うことも出来る。
困難の中でも未来を切りひらいたのは、必死に生きようとする力だった。
2021/07/25 ノンフィクション部門トレンドランキング日間5位
ありがとうございます!(*^^*)