あらすじ

西暦二〇二三( 令和五年 )、杉浦一は小児科医師で小児科内科クリニックを設立し働いていた。
バツイチで妻とは離婚し、子供も親権を取られて独身の四十七という歳を迎えていた。
しかし、彼は同居する女性、壱岐ライムと男性、烏間観月の三人で平穏に過ごしていた。
ある日、東北の岩手県、遠野から、日蔭吹雪という女性から他界した遠野蕨という女性の十七回忌に出席するように連絡が来た。
だが、一には遠野蕨という女性には心辺りがなく出席はしないことにするが、知らない内にライムと観月が手を回され、強制的に十七回忌に出席することに遠野へ連れて行かれる。
広く古い屋敷、遠野家に招かれた一だが他の出席している者達からは、白い目で見られ険悪な雰囲気だ。
参ったら、さっさと帰ろうと一は思っていると、吹雪から庫整理を頼まれる。
庫整理をしていると、ある箱の中に見覚えのある品を見つけて手に取る。
それは一つの、簪だった。
一は、誰のだろう。と不思議に思っていると、忘れていた一部の記憶が突然脳裏に浮かぶ。
今、持っている簪は、もう現在にはないはずなのに。
あの時、棺桶の中に眠る女性の手に、この簪を握らせてた。
しかし、顔が思い出せない。
すると一は、庫に現れる謎の童子と対面する。その者が姿を消すと、突然彼はめまいを起こし倒れてしまう。
簪を持ったまま気を失ってしまう。
一が忘れた十七年前、蕨と過ごした過去の記憶が蘇る。
怪奇ファンタジーと人と妖怪の切ない純愛ストーリー。

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アルファポリス
アルファポリス2023/08/15
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