あらすじ
ワールドトレードセンター爆破事件の主犯。1994年12月11日、イタリア人・アルマド・ファルラニに成りすましたテロリスト、ラムジ・ユセフは、金属探知機の手荷物検査を難なく通過した。当時はまだ靴の検査はなされていなかったのだ。
1994年12月11日午前6時、フィリピン航空434便は、セブ島を経由して成田空港に向かうため、マニラ空港(ニイノ・アキノ国際空港)を離陸した。
早朝のフライトであり、搭乗客は少なかった。ラムジは機内で爆弾を作成し、セットを済ませるとセブ島で降機。
入れ替わるようにセブ島で過ごした日本人が成田を目指して搭乗。爆弾が仕掛けられた26Kの座席には日本人の会社員が座っていた。
午前11時43分、沖縄県の南大東島附近上空31,000フィート(およそ高度9,000メートル)を巡航中に突如、爆弾が炸裂。
26Kの座席に座っていた日本人男性・24歳、農機具メーカー社員が即死。爆発した座席の周囲に座っていた乗客10名も重軽傷を負った。機内は、泣き叫ぶ者、恐怖で騒ぎたてる者で騒然の様相を呈していた。爆発により26Kの座席の床には、0.2㎡の穴が開いていた。
離陸からおよそ2時間が経過した時の惨状だった。航空機テロの資料が露見し、連邦航空局は厳戒態勢を敷いた。1995年2月、ラムジは潜伏先のパキスタンで逮捕された。