あらすじ
私は不幸でもなかったし、幸せでもなかった。
ただ、一日だけピンクのビーチサンダルになったことがあります。
それからしばらくは、私は自分はビーチサンダルなのだと思っていました。
雨が降って来て、よく晴れるだろうと思っていた空には裏切られ、大切に想っていた黄色の自転車の思い出を自分で蹴っ飛ばした。
何も大切じゃないような気がしてしまったあの日、私は確かにビーチサンダルだった。
雨音につられて記憶の箱が開く。
あの雨粒たちが、私の皮膚を鋭く刺した、ある日の思い出。
失敗してしまったあの日。
私は、小さな小さな、子供用の、ピンクのビーチサンダルだった。
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最後のページに、九藤様より頂きました、美しいイラスト作品をアップさせて頂きました。
この度は、本当にありがとうございますっ。
挿し絵 / 九藤 朋 様
素晴らしい小説やイラストを生み出すお方です。
Twitter、小説家になろう、などでご活躍されております!!
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