あらすじ
私は小梅あかり。黒髪の小柄な背丈にメガネをかけている。元漫画アシスタントで、今は普通の主婦だ。
子供の頃からときおり不思議な経験はあり、中学生の頃から回数は増えた。人には見えないものを感じたりすることには、すでに慣れていた。
ある日、私は自宅の布団でぐっすり眠っていた。
夢の中でふと気が付くと、少し離れた場所に白い大蛇がいた。大蛇は薄暗い洞窟の中で、高く頭をもたげ、私に背を向けている。
(蛇がいる? 気が付かれないうちに逃げたい)
恐れて私がそう思ったとたんに、大蛇は平安時代のような白い衣装の、長い黒髪をゆったりと後ろにひとつに束ねた女性に変わった。