あらすじ
年が明けたばかりの冬の寒い日、大学の卒業論文の提出日まであとわずか。まだ書き終わらず焦る僕。
そんな中、私設図書館からの帰り道に猫ほどの背丈の子どもが現れた。
黒髪に水色の目、白いレインコートとブーツを身に着けた男の子。
明らかに人間ではないし僕は急いでいたけれど、「だいじな友だちを探しています」と切実に言われ、自転車の前かごに子どもを乗せて、一緒に迷子の友だち探しをすることに…。
手がかりは、「白い梅の花」のところ。ただし、この町の名は「白梅町」。白梅の花はあちこちにある。
「ぼく、あの子といっしょに白い梅の花におりてきます。きっとおりてきますから、見にきてくださいね」
心に寄り添う何かがありますように。
2024.7.25.了
(2024.7.28.修正済)
------
三行から参加できる 超・妄想コンテスト 第225回「雨上がり」応募作。