あらすじ
夏祭りから数日経った頃。
あの時に怪我した箇所がなかなか治らず、バイトを休むことになった祥也は、自分のせいでそうなったと泣く子狼のジルヴァのことを慰めつつ、癪に障る弟の匡のことをひとまず家から追い出そうとした時、チャイムが鳴った。
訪れたのは、母親というこの世で最も恐れている人物だった。
帰ってこない匡のことを心配して捜していた母親に連れて行かれた匡の姿にこれでまたジルヴァと静かな暮らしができると思っていた翔也にまた、一波乱が押し寄せてきて──。
1話「雨上がりの空の下で笑えば」https://estar.jp/novels/25985228
2話 「弟の心、兄知らず」
https://estar.jp/novels/25995631
3話 「華やかな空の花を探そう」
https://estar.jp/novels/26001677
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玖須 祥也(くす しょうや)
コンビニで働くフリーター。
家族を始め、周りの人からもよく思われていない、名前負けの不幸体質。成人男性。
最近はジルヴァのためにたまに徒歩で通勤している。
🐺ジルヴァ
大雨の日に、祥也が保護した銀髪の子狼。
絶滅危惧種となってしまったため、優しくしてくれた人間の前で人の姿になる特殊能力で、人に仕えることになる。
祥也にもふもふされるの嬉しい。
⋯⋯匡は遠慮してもらいたい。
玖須 匡(くす まさし)
五歳年下の高校一年。
祥也とは対照的に明るく、はっきりものを言う。
祥也のことを兄として慕っている様子。
「にーちゃん」と可愛く言ってみれば祥也になんでも許されると思っているあざとさがある。