あらすじ
17歳の少女、璃々(りり)は、植物状態の双子の姉・瑠々(るる)を見舞うために母親と共に病院を訪れる。3年前の交通事故で父は死亡し、姉が植物状態となった。母親は毎週欠かさず病院に通い、姉が目を覚ますのを信じているが、璃々は既に姉に対する関心を失っている。
だが、植物状態の姉瑠々はとっくに目覚めていた。身体を動かすことが出来ない瑠々は自らの身体に閉じ込められ、元気な妹璃々への憎悪を募らせていく。そして瑠々の背後にはに亡くなった父親の亡霊がいた。
父の亡霊は病床の瑠々に付きまとい、言葉巧みに瑠々をそそのかす。瑠々はこの機会を逃さず妹璃々の身体を乗っ取ってしまう。その代わりに璃々は姉の身体の中に閉じ込められてしまうのだった。
元々小児性愛者でサイコパスの父は交通事故の加害者とその家族に復讐を計画していた。瑠々はその手先となって計画を実行する。加害者の男性とその娘を事故死させてしまう瑠々。娘には夫がおり小学生の息子がいた。瑠々は激しく動揺する。
一方姉瑠々の身体の中に閉じ込められてしまった璃々は姉がずっと以前から目覚めていたと気が付く。そして姉の身体の中を細胞レベル・遺伝子レベルで見通せることを知った璃々は姉の身体の修復を始めるのだった。
だが、そんな璃々の前に思ってもみない障害が現れた。母弥生である。母は瑠々の身体に良くないモノを摂取させている。疑いを持つ璃々の思いは千々に乱れる。 だが、璃々に明確な回答を与えてくれる人物が現れた。若い精神科医遠藤である。遠藤は母を代理ミュンヒハウゼン症候群だと見破る。母は究極の快楽を求めて姉瑠々の殺害を考えていた。
和解した瑠々と璃々の姉妹に父の悪霊が迫る。病院で始まる様々な異変。実は母弥生の実家百足(むかで)家には双子の呪いが掛けられていた。悪霊と化した父と呪いを掛けられている母に双子の姉妹はいかに対峙するのか。
百足の血を引く霊能者氷巳子と憑代(よりしろ)美寿々の助けを借りて双子はこの災禍に立ち向かうが、二人には残酷な運命が待っていた。そしてこれこそが百足の呪いを解くために必要なことだったのだ。