あらすじ
高校一年の夏、龍冴(りょうが)は二つ上の先輩である椰一(やいち)と付き合った。
けれど、告白してくれたにしては制限があまりに多過ぎる。
不信感を抱いていたある日、よく知っている相手と椰一がキスをしている場面を目撃してしまう。
何が何なのか分からず、けれど心のどこかで『椰一はずっと前から裏切っていた』と理解していた。
それでも悲しさで涙が溢れてきて、ひと気のない物陰に座り込んで泣いていると、ふと龍冴の目の前に影が差す。
「大丈夫か?」
心配そうに見つめてくるその人は、一学年上でサッカー部の主将でもある大和(やまと)という男だった。