あらすじ

探偵喫茶『ふたりごと』は、毎日ほどよくお客さんが集まって、適度に忙しくなってきた。  そんな中でも、店長であり探偵を務める今井 千鶴(いまい ちづる)さんは普段と変わらずいつだってかわいらしい。喫茶店担当でときどき探偵の助手も務める僕、矢田部 蓮(やたべ れん)は、毎日めまぐるしく変わる千鶴さんの一挙手一投足を、最も近い特等席で観察している。  ある日、「自分が書いた小説を読んで感想を聞かせてほしい」という、ちょっと変わった依頼が舞い込んだ。客観視が得意な千鶴さんだけど、探偵業と並行して作家業も営んでいるだけあって、依頼とは関係なく作品について深掘りすることに。  作品を通じて人生のあり方のようなものを考えるきっかけを得た僕たちは、普段のなんてことない日常をより大切にしようと改めて決意した。  そんななんてことない日常を彩るために、お店を飾るお花を用意することに。花を選ぶ役目を言い渡された僕は、千鶴さんが好きそうで、お店の雰囲気に合う花を考えた。その選定はなかなかうまくいかなかったけれど、千鶴さんは急がなくていいからちゃんと決めようと言ってくれた。  些細なことでもいい加減な仕事はしない千鶴さんのその姿に、僕は今日も魅了されっぱなしだった。  ☆★☆★☆★☆★  シリーズ第8弾は日常パートがちょっと多めで、いつも以上にゆるくまったりしています。  それでも、まったく同じ日なんてものはなくて、少しずつ違う毎日を大切にしようとする二人の日常を描きました。  相変わらずミステリー要素は少なめですが、忘れた頃に探偵パートが始まりますので、そのあたりの変化も含めてお楽しみください。

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エブリスタ
エブリスタ2023/03/01
  • 現在の作品今井千鶴のそらもよう