あらすじ

私は、「ヒコ」と呼ばれていた。 幼い頃の記憶はない。 最初の記憶は 「雨の匂いがする…」と自分が発した言葉だった。 ずっと、家の中にいて、 世話をしてくれる女たちと 私を「ヒコ」と呼ぶ「タケル」としか言葉を交わしたことはなかった。 ある時、初めて家の外に出た。 私は、高い場所に居て、 下にたくさんの人がいるようだった。 私は、目が見えない。 だが、明るさだけは、分かった。 外に出た時、明るい方を見た。 そして、それから人は私を 「日見子様」と呼ぶようになった。

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エブリスタ
エブリスタ2023/03/27
  • 現在の作品日見子