あらすじ
この恋は、ハッピーエンドではない。
小学5年の夏休み、昼間青一は東京から遠く離れた海沿いの小さな町に家族で引っ越して来た。そこで出会った少女・魚住初空はみんなから「人魚さん」と呼ばれるほど走るのも泳ぐのも得意な活発で明るい女の子だった。
初恋だった。それは紛れもなく、人生で唯一の恋。
中学2年の冬休み、初空は事故で走ることも泳ぐことも出来なくなった。
彼女のために出来ることを、ただひたすら考えた。
彼女がまた、あの海を泳げるように。
そのために机に向かい、そのために、遠くの大学に行くことを決めた。
だけどこの恋は、ハッピーエンドではない。
誰にだって、戻りたい朝がある。