あらすじ
「貴方は義賊、私は巫女。互いに自分がやるべき事が重なった時は、協力するのも吝かじゃあないわ」
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代々神に仕え、国の神事を行っていた巫女の家系の姫・千咲。
天皇の趣味に合わないからと婚姻を破棄されありもしない罪を着せられた彼女は、「温情」として命は取らず『御所から追放』という沙汰が下りたが、出て行く前に何者かによって攫われた。
千咲を攫ったのは、義賊・天稟。
私腹を肥やす権力から金を盗み貧しい人たちにばら撒く彼らは、御所内から金を引き出し不正を正すための人質として、千咲を誘拐したらしい。
しかし彼女は、既に御所に対する人質としての価値を失っている身。
それを知った彼らは千咲を開放しようとしたが、その時に人攫いの実行犯・八京が余計な一言を言ってしまった事で、彼らの立場は逆転する。
「ったく、せっかく御所に忍び込んでまで攫ってきたのに、金にもならんとはな。損した」
「損、と言ったわね。上等よ。私を攫った事は損じゃなかったと、証明してあげようじゃない」
負けず嫌いが目覚めた千咲は、かどわかされた女から一変、自ら天稟の居候へ。
八京の家で暮らしながら日課の祈りも忘れない彼女は、時には御所で鍛えられた洞察力で、時には巫女としての目と神力で、人を助け彼等の所業に加担していく。
『俺が、俺の判断で、義の押し売りをする!』
そんな義賊に攫われた巫女による、難しい用語はほぼなし、ライトな和風異能ファンタジー。
※週一、毎週木曜日の更新です。
※気持ち的には江戸時代の上方(京都)に場所設定をしていますが、あくまでもファンタジーなので、異能が出てきたり、演出上の理由で一部歴史と異なる部分があります。
敢えてそうしている作品ですので、許容できる方のみご覧ください。