あらすじ

秘書の仕事は下働きである。  スケジュール管理と、書類作成はまだいいが、お茶くみ掃除も含まれる。  性格的に向いているかどうかが、問われる仕事である。  留依は、ため息をついた。 「私、絶対向いてない ───」  大会社の役員秘書になったものの、毎日葛藤が消えない。  同僚に愚痴をこぼすこともあるが、留依は成功者とみなされていた。  噂話が聞こえることもあった。 「結婚でもすれば、変わるだろう」  苛々した態度を見せることもあった留依の悩みを、真剣に聞いてくれる人はいない。  マンションに帰ると孤独にさいなまれ、どうにかなりそうになる。  ある週末、苛々をかかえたままスキー場へ行った。  思いっきり滑りたい。  そう思っていたが、声をかけてきた男がいた。  男は思わぬことを告げてくる。  そんな中事件が起きていた。

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エブリスタ2023/05/04
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