あらすじ
主人公ヴァン・クレイグ巡査が勤めるオルディス州ブラスポート署管内で男性の刺殺体が発見される。遺体が横たわる路地の壁には「我らは罰なき罪を裁く者」という被疑者からのメッセージらしき謎の赤字が残されていた。
二週間後、オルディス州エンパイアヤード区で第二の被害者が転がり出る。その遺体の傍には第一の事件と同じく「我らは罰なき罪を裁く者」の文字。しかし、被害者達には一切の共通点がなかった。過去、ハラスメントの加害者になったことがあるということ以外は。
そして、400km以上離れた場所で同時に起こる第三と第四の殺人。単一犯ではあり得ない、そう考えた連邦警察庁は一連の事件を過激思想を持った組織による無差別犯行とみなし、早期解決のために公開捜査を決断する。
無差別にハラスメント加害者を狙うこの事件はマスメディアによって「パニッシャー事件」と名付けられ、世間はこの猟奇殺人鬼「パニッシャー」に怯えるようになっていく。
無くならないハラスメント、終わらない被害者や遺族の苦しみ、ハラスメント加害者になることを過剰に恐れ、怯えながら働く人々。誰もが加害者にも被害者もなり得るこの問題に解決策はあるのか。
「罰なき罪を裁く者」はなぜハラスメント加害者を次々と殺すのか。そして、その正体と目的とは。
ボーダーラインシリーズ第三弾。
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※主人公ヴァンと真犯人それぞれの視点で話が進行します。慣れないかもしれませんが、ご了承ください。
※既に脱稿しておりますので、休載はありません。トータル140,000字程度の作品です。
※技術水準や文化水準は現代の日本とほぼ同様です。警察の機構や司法制度などは可能な限り調べて、現代の日本に合わせていますが、齟齬がある部分や現実と違う部分もございます。その点はどうかご容赦ください。
※出てくる人名、地名、企業名、団体名等はすべて架空のものです。いかなる実在の組織とも関係はございません。