あらすじ
病院で看護助手として働く一之宮莉里は、将来の夢も希望も持たず、ただ虚無な日々を送っていた。
ひっそりと地味に生きていくと決めていたはずなのに、幼い頃に出会った初恋の相手、水無瀬侑李が研修医として同じ病院に勤めていることを知り、大きく心が揺れ動いてしまう。
侑李にとって、子ども時代の自分はかつて華やかで憧れの存在だった。しかし大人になり、こんなふうにみすぼらしい人生を送っていると知られてしまえば、失望されてしまう。
そう思い、莉里が必死に距離を置こうとする一方で侑李は構わずどんどん距離を詰めてくるようになる。
莉里の意に反して二人の距離が縮まっていくのとほぼ同時に、彼女のもとへ一通のある不穏なメッセージが届けられ……。