あらすじ
その世界では魔法が個性の一つとして当たり前に存在する。地方で小さな病院の開業するウィングルは通常の医術に加え、ある種の魔法が使えた。たまに起きる変死事件で検屍を手伝うこともあり、地元の刑事とは親しい仲だ。
Ep1:男が密室内で腹を細く貫かれて死んでいた。他に人の姿はなく、凶器も見当たらない。捜査で魔法を使った痕跡が発見され、容疑者も一応捜査線上に浮かんだものの、どうすればこの“密室殺人”が成立するのかが分からない。担当刑事は思い悩んだ末に、魔法病院にウィングル医師を訪ねる。そう、いつものように。
Ep2:ロドニー・アルセという念画家の若者が行方知れずになって四ヶ月。近隣の山で、白骨化の進んだ遺体が見付かり、アルセであると判定された。不可解なのは、メッセージと思しき物を何ら残していないこと。メッセージと思しき物を何ら残していないこと。仮に犯人の名を知らなくても、地面に姿形を描くなり、犯人自身の額にアルセの名を刻んでやれば有力な証拠になるというのに。解決を見ないまま、今度は湖に頭部のない遺体が上がる。衣服のポケットにはアルセの店のチラシが入っていた。
※当初エピソード2としていた「魔女のアゾート」は完結までまだ長く掛かる見通しであるため、上記「刻印と移り香」と入れ替えました。あしからず、ご了承ください。m(__)m
Ep3:首都をはじめとする四大都市で、同一犯によるものと思しき連続殺人が発生。犠牲者には警察関係者もおり、警察は犯人逮捕に躍起になっていた。犠牲者の身体はその一部が持ち去られていたことから、犯行の目的は遺体各部を集めて一個の“人”をこしらえるアゾート殺人の可能性が浮上する。