あらすじ
食品会社に勤務する黒木誠はバブル崩壊で会社が危機に瀕していたため国家資格、中小企業診断士を目指す。誠が通う資格スクールには誠同様、リストラに喘ぐサラリーマンたちがいた。しかし、難関資格のため途中で挫折していく者も多かった。三十歳になった誠は背水の陣を敷いて、会社を辞めて三度目の試験に人生のすべてを賭ける。その頃、かつて受験仲間だった人間たちが誠にライバル意識を持ち、誠にひとり抜け駆けされぬよう、いろいろな罠や嫌がらせを仕掛けてくる。証券会社をクビになった金村はありとあらゆる手段を使って誠の資格取得を妨害してくる。防戦一方だった誠はいつしか復讐の鬼になって、かつての受験仲間たちを追い込んでいく。血で血を洗うバトルは、まるで平成版「蜘蛛の糸」だった。