あらすじ
黒岩影《かげ》は、ネット掲示板で先着10名に1万円を贈呈するというものを見つける。その名も「1万円争奪レース」。第2回から参加し、結果は3着、第3回は9着とどちらも1万円をゲットする。第4回は先着100名で日時にも違和感がある。影は模倣犯じゃないのか? と疑いながらも参加。ゴールに指定された鳥居は急な大階段を下らなければならず、死者2名の大惨事となった。後に、主催者森川優が警察に逮捕される。第4回の書き込みは別人で冤罪だと感じた影は、森川との面会を希望する。
幸《みゆき》正《ただし》は半引きこもり生活を長年送っていた。唯一の趣味は競馬。マークシートの塗り間違いで1億2千万円を手にし、部屋に保管する為、簡易的な外鍵を購入し、部屋のドアに取り付けた。その金でアイドルのプロデューサーになる決意をする。メンバーを集める方法は現役地下アイドルの引き抜き。順調に5人のスカウトに成功する。アイドルメンバーと食事会兼打ち合わせを行ない、親睦も深まる。だが、酔っ払った正はアイドルメンバーに1億円を持っている事を伝えてしまう。第2回の食事会兼打ち合わせを終え、自宅に帰ると玄関に2人の警察官が待っていた。話を聞くと、正の部屋に美少女が監禁されているという内容だった。もちろん身に覚えは無かったが、部屋のドアに外鍵を付けていることで計画的な犯行と判断され、逮捕されてしまう。しかも、1億円が部屋には無いとの事。アイドルメンバーの桜井百合は正の犯行に疑問を抱き、正との面会を希望し、警察署へ行くと、そこには高校時代の陸上部の後輩、影が居ることに気付いた。
2人は喫茶店で「監禁事件」について推理し、被害者の赤木林檎、第1発見者で正の兄の幸明、第2回の打ち合わせ兼食事会に来なかったアイドルメンバーの青井美空の誰か1人以上が嘘をついていると予想する。
「監禁事件」の真相とは?
1億円は誰かに盗まれたのか?
「1万円争奪レース」の意図とは?